JSBA YEARBOOK 2023
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覇。國武大晃(グロムSS)飛田流輝(ルーキーSS)大塚健(ルーキーSS)初優勝。中川海秀(グロムHP)青田航(ルーキーHP)冨田せな(ルーキーHP)が初参戦で優勝。 2018年は前年度にHPが復活した事で国内予選を第36回全日本選手権の新潟県石打丸山スキー場で予備選考が行われました。最終的には『PSA ASIA 高鷲スーパーパイプセッション』での最終選考によって、小野光希(グロム)覚張美咲(ルーキー)根岸慎(グロム)永田浩範(ルーキー)が出場。SSでは吉沢光璃(グロム)浅沼妃莉(ルーキー)村瀬心椛(ゴールデンチケット対象)山田悠翔(グロム)木俣椋真(ルーキー)大久保勇利(ルーキー)に大塚健(ゴールデンチケット対象者)が参戦。過去最高順位の好成績をWRTの歴史に残しただけでなく、グロム女子の村瀬心椛とルーキー男子で2度目の優勝をした大塚健は特典の招待として同シーズン5月に開催されたオスロ市内の『X Games Norway 2018』に参加。初出場にして見事ビッグエアで世界の強豪選手を退け金メダルを獲得しました。 2019年。SSは木村稜(ルーキー)渡辺陸斗(グロム)木俣椋真(ルーキー)山田悠翔(ルーキー)。日本人枠選考会『YOUNG GUNS ROOKIE FEST』(HP)が岐阜県高鷲スノーパークで開催され、川原凜珠(グロム)覚張美咲(ルーキー)口寸保頼央(ルーキー)。重野秀一郎(グロム)小野光希(グロム)が優勝。冨田るき(ルーキー)は先シーズン優勝の姉、せな選手と姉妹でルーキーチャンピオンの座に輝きました。 2020年新型コロナ感染症の影響で中止。2021年は新型コロナ感染症の行動規制が不透明なため国内予備選考会としてPSA ASIAプロツアーと提携。会場もオーストリアのヒンタートックスで開催され、加来秀生(グロム)「鷲ヶ岳6位」長谷川 帝勝「X-JAM 2位」(ルーキー)村瀬由徠(グロム)が「X-JAM」荻原大翔(ルーキー)は「鷲ヶ岳」の成績で日本代表となり、両選手とも2021WRTチャンピオン、グロムチャンピオンの座に。 2022年カプルン会場に戻り。昨シーズン同様に行動制限をふまえ選考会として(予備選考2戦/本選考1戦)を準備。本選考会は福島県猫魔スノーパークで『IPJ』を予定しましたが、3月17日に宮城と福島で震度6強を記録する(福島・岩手沖地震)が発生。 大会トレーニングが19日であった為、中止をせざるを得ない状況でした。このため予備選考2戦である既に開催済みのPSA ASIA 2022 Pro Tour『フリースタイルセッション in X-JAM』と同提携大会『鷲ヶ岳スロープスタイルセッション』から宮村結斗(ルーキー優勝)が国内選考された村瀬由徠(ゴールデンチケット)が再び参戦。荻原大翔(ゴールデSAFE SHREDとは●教育とスポーツ:セーフ・シュレッド スノーボードにおける非倫理的な問題に立ち向かう若いライダーを助けます。 精神と体力の両面で発展途上の選手たちには、有害な状況に自身が置かれる可能性や取り巻く環境を理解し、それを防ぐ方法と教育が必要です。WSFは『セーフ・シュレッド』プログラムで選手たちを有害な環境から守る責任を担っています。WSFと提携関係にある組織(欧州連合 Erasmus+プログラム)は、ヨーロッパ全土での調査に基づき、すべての人が利用できる教材を独自開発しました。●WSFアカデミー:『SAFE SHRED』Eラーニング・コース 競技会における内部操作、禁止薬物、いじめ、癒着、基本的人権の保護。そして告発制度。これら倫理と高潔性に関するトピックについて基礎知識を習得するための、若いライダー向けの楽しく、インタラクティブなオンライン・コースです。●ライダーズ・ガイドとワークショップ 権威ある専門家が中心となり、監督、コーチ、保護者が一緒になって選手と取り組むための資料作成をサポートしています。ロールプレイ方式、プレゼンテーション、討論会など、若いライダーが置かれる状況を認識し、そして「声を上げる」ことが自分自身の未来やセーフガードとしての重要性を理解できるようにトレーニングするツールです。ンチケット)は2連覇しただけでなく、先シーズンのヒンタートックス大会優勝特典のオーストリア『SPRING BATTLE(スプリング・バトル)』に参加し優勝。スプリング・バトルでの活躍が業界関係者の注目の的となり欧州最大規模のメデイアイベント『AUDI NINES(アウディ9)』に招待され、会期中に世界初の2160回転に成功しました。 新型コロナ感染症に続いて福島・岩手沖地震の影響でやむなく中止せざるを得なかった国内ツアーが福島県猫魔スノーパークに戻ってきた今年。大会スポンサーに『euclidagency』が協賛してくれた事で名称が『IPJ Rookie Fest 2023 supported by euclidagency』に変わり、さらに海外渡航費をグロム、ルーキーの男女に副賞として特別協賛をしてくれました。このフリーチケットを幸運にも手に入れた、最終戦初参加の大木風輝(ルーキー/神奈川)。準優勝した中川綾乃(ルーキー/東京)とグロムで榊原仁菜(愛知)と長羅丈晄(愛知)がチャンピオンの座に輝きました。二人には特典の『GOLDEN TICKET』が手渡されました。WRT最終戦の映像はオフィシャルホームページからどうぞ。FaceBook、Instagramの登録もお勧めです。www.worldrookietour.comwww.facebook.com/worldrookietourwww.instagram.com/worldrookietour① IPJ Rookie Fest 2023 ルーキー優勝者、宮村結斗。スターターはIPJ経験者。選手の気持ちを理解し終始穏やかな雰囲気にしてくれた ② スノーボードとミュージックの重要な関係を理解したスポンサーとして音楽関係の広告代理店euclidagencyが付き、バンドARAKEZURIから大会テーマソング「シャニムニ」が楽曲提供 ③ 環境に優しく未来を考えるSDGs賞も設けられた。賞品はアップサイクルしたコンプリート・スケートボードやGibbonsからスラックラインが協賛に ④ オーストリア行きの航空券を大会スポンサーから受け取るグロムとルーキー優勝者 最終戦は単なる競技会ではなく、セーフ・シュレッドのようにレジストから練習、競技日の夕食前にワークショップが開かれる。具体的な内容はハラスメント行為から禁止薬物、SNSを通じた誹謗中傷などに対応する対策を教えてくれる。近い将来参戦する国際的な競技会では少なからず起こり得る残念なケースに戸惑わない為の重要な教育プログラム1234003JSBA YEARBOOK 2023

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