JSBA YEARBOOK 2023
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棒グラフは各年の年間発生回数を示す(全国アメダスによる観測値を1.300地点あたりに換算した値)。折れ線は5年移動平均値、直線は長期変化傾向(この期間の平均的な変化傾向)を示す。 2021年の世界の平均気温(陸域における地表付近の気温と海面水温の平均)の基準値(1991~2020年の30年平均値)からの偏差は+0.22℃で、1891年の統計開始以降、6番目に高い値となりました。世界の年平均気温は、様々な変動を繰り返しながら上昇しており、長期的には100年あたり0.73℃の割合で上昇しています。特に1990年代半ば以降、高温となる年が多くなっています。 日本の平均気温は、1898年(明治31年)以降では100年あたりおよそ1.2℃の割合で上昇しています。特に、1990年代以降、高温となる年が頻繁にあらわれています。日本の気温上昇が世界の平均に比べて大きいのは、日本が、地球温暖化による気温の上昇率が比較的大きい北半球の中緯度に位置しているためと考えられます。 気温の上昇にともなって、熱帯夜(夜間の最低気温が25℃以上の夜)や猛暑日(1日の最高気温が35℃以上の日)は増え、冬日(1日の最低気温が0℃未満の日)は少なくなっています。 1日に降る雨の量が100ミリ以上というような大雨の日数は、長期的に増える傾向にあり、地球温暖化が影響している可能性があります。細線:各年の平均気温の基準値からの偏差太線:偏差の5年移動平均値直線:長期変化傾向。基準値は1991~2020年の30年平均値。世界の年平均気温偏差(気象庁ホームページより)細線:各年の平均気温の基準値からの偏差太線:偏差の5年移動平均値直線:長期変化傾向。基準値は1991~2020年の30年平均値。日本の年平均気温偏差(気象庁ホームページより)1時間降水量100mm以上の年間発生回数[全国アメダス]世界の年平均気温偏差の経年変化(1891~2021年)日本の気候の変化東京 日最高気温35℃以上の年間日数(猛暑日) 1876ー2021年083JSBA YEARBOOK 2023上昇を続ける世界の年平均気温世界平均を上回る日本の気温上昇

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