JSBA YEARBOOK 2024
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地球温暖化で変わる気候温室効果の模式図人為起源の温室効果ガスの総排出量に占めるガスの種類別の割合温室効果の模式図(気象庁ホームページより) 地球の空気には温室効果ガスが含まれていて、このガスが太陽からの熱を宇宙に逃さないようにしてくれています。そのおかげで、地球は私たちが暮らしやすい温度になっています。今、この温室効果ガスの量がどんどん増えていて、地球の温度も上がっています。温室効果がない場合の地球の表面の温度は氷点下19℃と見積もられていますが、温室効果のために現在の世界の平均気温はおよそ14℃となっています。大気中の温室効果ガスが増えると、温室効果が強まり、地球の表面の気温が高くなります。(2010年の二酸化炭素換算量での数値: IPCC第5次評価報告書より作図)(気象庁ホームページより)過去約100万年の間に、地球上には複数回の氷河期が存在し、寒冷な期間と、その間の温暖な期間(間氷期と呼ばれる)が繰り返されてきました。しかし、この間に生じた気温変化は約10万年という自然のサイクルの中で起きてきた自然現象です。人類による現在の地球温暖化による気温上昇は、とても短期間で起きており、温室効果ガスの排出量がこのまま増え続ければ、地球の自然環境は大きく損なわれることになりかねません。地球が長い時間をかけて育んできた環境を、人類がわずかな期間で壊してしまうということであり、何としても防がなくてはならないことです。人間活動によって増加した主な温室効果ガスには、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロンガスなどがあります。098JSBA YEARBOOK 2024ACT NOW!現在、地球全体で地球温暖化が問題となっています。この現象は単に気温が上昇するだけでなく、様々な気候変動を起こしています。気候変動により一定期間続く異常な降積雪現象(豪雪)、ゲリラ豪雨、熱波といった自然災害が世界各地で頻発しています。20世紀半ば以降に観測された気温上昇は、人間活動が主要因であった可能性が極めて高いとされています。近年では雪の降り始めの時期が遅く、雪解け時期が早まっている傾向にあり、スノーシーズンが短くなってきています。我々は「雪」という自然からの恵みを 享受してスノーボードを楽しませてもらっています。これから先も、スノーボードを楽しめるフィールドを守るために、知識を共有し、一人一人ができることから始めてもらえたらと思います。温室効果とはACT NOW!進行する地球温暖化の現状産業革命以降、化石燃料の使用や森林の減少などにより、大気中の温室効果ガスの濃度は急激に増加し、地球の気温が上昇する地球温暖化が進行しています。地球環境温暖化防止のために

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